「西蘭花通信」Vol.0632  生活編 〜2013年6月〜                      2013年7月5号

6月に入るや、
「この調子でいったら、もうすぐ正月じゃないか!」
と、時の経つ早さを夫が嘆いていました。今年も半年が終わりました。早いと言えば早いですが、その間に「何をしたか」をじっくり考えると、
「なるほど。それぐらい経っていてもおかしくはないな。」
と思えるようになりました。

この件はブログ「さいらん日和」の『毎日が人生』という記事にもしたのですが、 1日の終わりに、「今日何をしたか」を思い出せるだけ思い出してみると、毎日しないことに限っても、けっこうあります。ちなみに、このメルマガを執筆した日の場合、「洗濯」「アイロン」「ウールの手洗い2枚」「掃除機かけ」「雑巾がけ」「バスルーム+トイレ掃除」「仕事の下調べ」「新しいレシピに挑戦」「メール4通」「メルマガ2本」「寄付する品の整理」「床の雑巾がけ」、「猫のおもちゃ作り」(大成功!)、「不要品処理+ゴミ出し」「ヨガ」「電話」など。

これに加えて毎日無条件でしている「歯みがき+洗顔」「シャワー」「お弁当作り」「炊事+後片付け」だの、「ブログの更新」「ニュース・金利・相場のチェック」「猫の世話」「神棚のお参り2回」「リンパマッサージ」など、挙げたら切りがありません。思い出せるだけでも、
「これだけやったら1日かかるのも無理はない」
と自然に納得できるようになり、
「今日もいろいろよくやった。楽しかった」
と素直に思えるようになりました。

日々していることと言ったらどれも小さな事ばかりですが、そのどれもが必要な事(少なくともそう思えた事)。結果的に上手くいかなくても(試したレシピがあまり美味しくなかったとか)、「次はこうしてみよう」とか「これだったらいつもの方法にしよう」とか、何かしら学んだり納得するものがあり、そうそう無駄にはならないように思います。

ただし、全ての決め手は「時間を大切にする」という絶対的なルールです。報酬をもらう仕事でも家事でも、しなければならない事だけをしていても、1日などすぐに終わってしまいます。それではつまらないし息抜きも必要と、外出したり、人に会ったり、趣味の何かをしたり、テレビを見たり、ネットサーフでもしていればこれまた1日などあっという間です。気分転換なのか逃げなのか、その辺の線引きをしてこその1日だと思います。

いつまでも忘れられない日もあるでしょうが、圧倒的多数は特にどうということのない無名の日々。でも、その連続が人生ではないでしょうか?いい人生を送りたいのなら、まずいい毎日を送ろう!それがいい1週間になり、いい1ヶ月になり、いい1年になって、いつかはいい人生になる――――今年に入って心からそう思えるようになったことは、私にとってコロンブスの卵でした。発想を変えるだけで卵が立つように、連綿と続く無名の日々がなんだかとてもありがたく思えてきました。(この話はメルマガ〜2013年3月〜の編集後記「マヨネーズ」でも)

そんなことを考えながら過した6月は、「再会の月」でした。初日からファンガレイに住むビルマ人の医者夫婦アリスとゾーがやって来て、久しぶりの再会でランチでのお喋りに花が咲きました。その週末はクイーンズ・バースデーの連休でもあり、普段は学校の寮に入っている次男・善(16歳)と同い年の日本人留学生クンが再び我が家に来て一緒に過しました。(善は連休中、友だちとクライストチャーチに行っていましたが)

その翌週には留学生クンのママが日本からやって来て、これまた数年ぶりの再会でした。お互い高二の子どもを持つ親。長男・温(19歳)での経験も踏まえて、帰国生受験の話を延々と(笑) 本人の勉強も含め、準備を早く始めれば始めるほど有利という話で盛り上がりました。帰国する意思のない善は隣でニヤニヤニヤニヤ(笑)

後半は寒い日に汗をかきかき長歩きをしたのがたたって風邪を引いてしまい、2、3日体調を崩しました。ありがたいことに、こんな時でも仕事ができる零細ミジンコ在宅業!外に出られないのをいいことに、ずっと仕事をして過しました。

月末にかけては久々のデボンポートへ。考えたら4年ぶりでした!ハーバーブリッジを渡る海の向こうとはいえ、しょっちゅう目にしているというのに。正直言ってあまり印象のない場所だったのですが、今回の「再会」というか再訪で「また行こう!」という気になりました。  
(デボンポートにて→)

体調を崩すことは免疫力といった科学的なものから、運気の低下やオーラの翳りといった非科学的なものまで、いろいろなものが「悪化」している証拠ではないかと常々思っています。久しぶりに風邪を引き、そんな思いを深くしました。メールのやり取りで誤解が生じたり、物が壊れたり、間違った請求書が送られてきたりと、小さな不具合がいくつか続きました。どれもたいしたことではないのですが、気をつけてみていると物事が悪い方向に向いやすい流れが感じられ、減速して注意深く通過することの重要さを感じました。

27日で借家を購入して満1年を迎えました。テナントも入って住宅ローンでつまづくこともなく、何とかやっています。そして、約10年間支援してきたベトナムの里子が無事大学を卒業したのを機に、2人目の里子を迎えることにしました!善と同じ16歳の女の子。大学に進学して、がっつり勉強してもらおうと思います。里親もがんばります!

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「マヨネーズ」
実子2人は息子、愛猫も選んだわけでもないのに4匹ともオスなのに、里子は2人とも娘(自分で選んだわけではありません)。全てはありがたい授かりものです。

西蘭みこと 

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